- 水野製畳所
- 畳のメンテナンス
表替え
畳が日焼けしたり痛みが激しくなったら畳床はそのままで畳表だけを新しいものに取り替えることができます。
これを”表替え”といいます。
畳表の種類や等級はいろいろなものを取りそろえております。
- ワンポイントアドバイス
実際に畳表の見本を見たり触ったりして選びましょう。 いいものは触ってみればすぐわかります。 またイ草に水分が増えて来るので、風通しには気をつけましょう。 取り換えの目安としては裏返してから3~4年と言われております。 畳表の表皮がささくれだってきた時が変え時です。
裏返し
新畳・表替えから2~3年(品物や使用具合で違ってきます)ぐらい経ったら”裏返し”をおすすめします。
今お使いの畳表をそのまま裏返して使えますから経済的にリフレッシュできます。あまり痛みのひどいものは裏返しができない場合もあります。
- ワンポイントアドバイス
畳表が剥けたり、シミが出来る前の早めの工事がおすすめです。 畳の上にカーペットや上敷きを敷かない方がきれいに仕上がります。
畳替え
畳の上を歩いてプカプカしたり凸凹が気になってきたら畳床ごと新しいものに取り替えましょう。
畳床が痛んでると畳表の痛みも早くなりますし畳の機能低下はもちろん、衛生上もよくありません。
ダニの予防法
ダニは畳から発生すると考えがちですがそうではありません。
ダニの卵は空気中のほこりやちりと同じ様に浮遊してます。ダニは気温20度~30度、湿度60%~80%の環境でえさ(カビや食べかす、人のフケなど)が十分あると発生します。
風通しをよくすること、掃除をまめにすることが重要です。
新築住宅の場合
この頃の新築住宅は構造の変化、特に新建材・サッシ等の普及で機密性に優れ、冷暖房効果も非常に高くなっており快適な環境を作っておりますが、これは同時に、ダニやカビにとっても快適な環境なのです。
また、新築住宅の場合はどうしても湿気の含有率が高いので家の中がよく乾燥するまで日中は扉や窓を開けて喚起することが必要です。畳は製作時には大体湿度15%以下になっておりますが、締め切って室内の空気が滞留しますと湿気を皆、畳が吸収して湿度が20%~30%にも上昇することがあります。そうしますと畳にカビが発生したりして虫が出たり外部から侵入したりいたします。
特に梅雨時期は温度と湿度が急に上昇しますので害虫の発生する率が高くなります。どうぞ快適な生活をしていただくために、家の中がよく乾燥するまで換気にご留意ください。(雨の日などはかえって湿った空気が家に中に入りますので窓は閉めてください)畳は湿気を吸収・放出する優れた機能を持っており、快適な住宅環境を作るお手伝いをします。
新築住宅でない場合
新築住宅でない場合、虫の発生率は非常に低くなりますが、家の中の湿度が高くなりますと虫が発生する場合もあり ますので、室内の換気にはご留意頂きたいと存じます。